赤羽の母(前編)

赤羽駅前にある、緑色の細いビル。


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このビルの三階に、赤羽を代表する占い師がいる。
そう、あの、泣く子も黙る、〝赤羽の母〟だ!


・・・まあ誰も〝赤羽の母〟なんて呼んでませんけど。
俺が勝手にそう呼んでるだけですけど。
いや、一回も占ってもらったこと無いし、
話したこともないので、正確には呼んでもいない。
ただ、思ってるだけ。

・・・いや、思ってもいないな。

正直、今考えついただけである。

でもここは敢えて、〝赤羽の母〟と呼ばせて頂く。


彼女の存在は、10年近く前から気になっていた。
その辺の街角とかスーパーとかで、しょっちゅう見かけるんですもの。

いつか占ってもらいたいと、長年、漠然と思ってたのだが、
今年は赤羽に金を遣いまくると決めたことだし、、
今日こそ〝赤羽の母〟に占ってもらおうと決起した。


































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早速ビルに潜入し、ドアの前に立ってみる。

この向こうに、〝赤羽の母〟がいる・・・


うおおお、なんか緊張してきた!!!























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ドアには、

「ボタンを押して下さい」
「ノックしてください」

と、二つの指示が書かれている。

(俺を試しているのか・・?)

すでにここから占いは始まっているとニラんだ俺は、
ドアの前でしばし考えあぐねた。











































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結果、ボタン押しつつノックをしてやった。

































ガチャ・・・











































































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〝赤羽の母〟登場!!





な・・・なんか、至近距離で対峙してみると、
厳粛で怖そうな雰囲気のおばちゃんじゃないか・・・。


少しでもふざけた事を言ったりしたら、
怒鳴られる可能性もある。
水晶で眉間をカチ割られる可能性だって出てきたぞ。

俺は、軽い気持ちで入った事を後悔した。
























































つづく。(来世に)
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by kurukurupaaaa | 2009-03-03 04:58 | 街人  

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