サンタに会う

イブの夜はどんなもんかと思い、一人赤羽の街を俳諧してみた。

イルミネーション輝くロマンティックな雰囲気の中を行き交うカップルに紛れ、
ロマンティックとは正反対の雰囲気を醸しだす人が視界に入ってきた。


それは・・・

























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歌うホームレスの、ペイティさんだ。

こんな日に会うなんて、もう絶対運命だと思い、笑顔で駆け寄り声をかける。

「ペイティさーん!!!」
「あれま、お兄さん!」

そしてしばしその場で談笑。

行き交うカップルが俺達を見てクスクス笑っているが、
俺は俺を笑うお前らの事を心の中で笑っているんだぜ。ウヒヒヒと。


お互いの近況などを話し合っている時、ペイティさんがガタガタと
小刻みに震えてる事に気付く。

この寒さの中、かなり薄着な上に裸足にサンダル。寒くて震えて当然だ。

「何か温かいものでも飲みましょうよ」

「それは大変恐れの多いことでございます・・・」

ペイティさんは恐縮そうに頭を下げた。
で、近くの自販機に移動。
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ペイティさんは、自販機の前に直立し、何を買うか真剣に悩んでいた。


この寒さだ。温かいコーヒーか、お茶か、おしるこで迷っているのだろう。
あ、コーンポタージュという選択枝もある。


迷う事数分、ようやく一つのボタンを押した。
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この後ペイティさんが取り出した飲料を見て、俺は驚愕する事になる。
と同時に、「ペイティ」という人間を浅く見ていた自分を、大いに恥じる。

この寒い中、温かいコーヒーやお茶やおしるこやコーンポタージュを買うなんて、
そこらにウジャウジャ存在する、素人ニンゲンの行為である。

ペイティさん程のプロのニンゲンになると・・・・・








































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ファンタ!!!!

この、体を張った、いや命を懸けたペイティさんのギャグに、俺は寒さとは違う意味でガタガタと震えてしまった。

ホットコーヒーを買おうとした自分を戒め、急遽コーラに変更。
そして乾杯して、二人して寒さに震えながら飲む。

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「ご馳走になったお礼に」


そう呟いて、ペイティさんは袋の中をガサガサと漁り始めた。
何だ?何をくれる気だ?






















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セロテーーープ!!!

サンタさんからの思いもよらぬプレゼントに、俺はもう完敗である。

頂いたテープをポケットに忍ばせ、
「師匠、来年もよろしくお願い致します」
と会釈し、別れる。





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よし!
家に帰って、両乳首にこのセロハンテープを貼って遊ぼう!

いや、やっぱやめておこう!

























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そんな聖夜。
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by kurukurupaaaa | 2007-12-24 22:37 | 街人  

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