早川君

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小学校に入学して、最初に友達になったのが早川君だった。

早川君は昆虫博士で、よく一緒に虫を捕りに行っては
昆虫の知識を教えてくれたものだ。
放課した後も、公園で泥まみれになって走り回ったり、
近所のガケを探検したりと、毎日の様に遊んだ。

早川君と俺は、親友だった。



そんなある日の休み時間のこと。
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俺は、クラス一のカワイ子ちゃんであるT子ちゃんと
教室でふざけあっていた。

小学校低学年の男子は、気になる女子にちょっかい出したがるもんである。
思えばこれが俺の初恋の相手だったかもしれない。
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そこを、たまたま通り掛かった早川君に助を求めた。
このじゃれ合いに、親友の早川君も混ぜようと思ったのだ。

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それが惨劇の始まりだった・・・

















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早川君は、本当に俺を助けてくれたのだ・・・・・


数年後に『生理』という一大イベントを控えた大切な子宮めがけて
思い切りグウでパンチ。
床に倒れたところを足でボッコボコ。
「ボコボコ」ではない。「ボッコボコ」である。

初恋の相手が、親友に暴行されるいう不条理極まりない光景に、
俺の思考は完全にフリーズし、ただただ傍観するしかなかった。



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その後、T子ちゃんからは無視される様になり、
俺の初恋は幕を閉じた。





あれから20余年。
今でも早川君とは年賀状のやり取りをしている。

早川君は去年、東大の大学院を卒業し、博士号を取得したらしい。
今後は大学の教授か、学者にでもなるのだろう。
俺の旧友の中で、早川君は一番のエリートであり、出世頭である。








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未だに金をせびってくる山本君とは大違いだ。
(山本君も同じ1年3組だった)






早川君・・・今なら僕は、声を大にして言えるよ。





「あの時は助けてくれてありがとう!」





と。
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by kurukurupaaaa | 2008-01-20 00:41 | 友人  

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