楽しくない花火③

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さあ役者は揃ったぞ!!
いざ修羅場の幕開けだ!

































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薄暗い住宅街に、三人の怒号が響き渡る。

2対1の不利な戦いにも関わらず、父は屈しなかった。
一家の大黒柱として、男として、いや・・むしろ、ただの酔っ払いとして、
父は命を懸けて戦った。



数分前までこの場で、楽しい花火が行われていたなど
誰が信じてくれようか。

当事者の俺ですら信じられないのに、誰が信じてくれようか。





























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幼い弟は、ついに泣き出してしまった。


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俺は現実逃避。

母は呆れ顔。

怒鳴りあいは平行線を辿り、完全なる泥沼化である。


























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なんだか物騒な提案を持ちかける住職。


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それを快く受け入れる父。



















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やがて三人は、薄暗い寺の中へと、吸い込まれる様に消えて行ってしまった・・・

「私達は家に帰りましょ・・」

母が小さくつぶやいた。

「でも、お父さんがまだ・・」


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俺と弟は母に手を引かれ、家の中に戻った。

その夜、父は戻ってこなかった。


布団の中で俺は、

「お父さんはもう、この世に帰ってこれないんじゃないか」

と、不安に打ち震えたものだ。。



翌朝、居間に行くと、
何事もなかったかの様に父が朝食を食べていて拍子抜けした。

で、父はそのまま出勤して行った。


あの夜寺で何があったのか、結局聞けず終いのままだ。

父からは何も言ってこないし、俺から聞ける様な空気じゃなかったし、
何より聞くのが怖かったし・・・。

でも、さすがにもう時効だと思うので、今度実家帰った時にでも軽いノリで
「そーいえばあの花火の後寺でどうなったのー!?」
と聞いてみることにしよう。やっぱやめておこう。




・・・で、その後お寺側とはどうなったかというと、勿論、ご近所関係は最悪ですよ。さ・い・あ・く。
俺が道で会ってババアに挨拶しても、もろシカトだし。

まあ、ご近所付き合いが無くなる分には、別に俺は構わない。

問題なのは、清野家の先祖というのが代々この寺に眠っており、
喧嘩したからといって寺と縁を切る訳にはいかない事だ。

親戚が無くなった時や、祖母の13回忌の時など、
法事の度に住職やババアの世話にならなければならないのだ。

そんな時の気まずいこと気まずいこと・・・・

勿論、向こうも一応はプロだから、法事で世話になる時は
丁寧にお持て成ししてくれるのだけど、なーんか悪意を感じてしまう事があるのですよ・・・

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俺の気のせいだとは思うのだけれど、、
父と怒鳴りあったあの住職が唱えるお経とか、耳をすませて聞いてると

































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「あれ!?こいつお経、手ー抜いてねえ?」

と疑ってしまう事がある。

まあ多分絶対俺の気のせい!

父も母も俺も弟も、死んだらこの寺でお世話になる事だし、
気のせいと思わなければ、やってられない!!























上記エピソードにより、花火をすると憂鬱になる体になっちまいました。
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by kurukurupaaaa | 2008-03-25 01:10  

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