初めての死体

高校2年の秋。

あまりにもつまらない日常に、ついに俺の脳は
イカレポンチになってしまっていた。

この時期の朝の日課は、もっぱら朝刊での死人チェック。
c0152126_3512997.jpg

同世代の若者が、事件や事故で死亡した人数を数えては
ニヤニヤしたものだ。

「あーまだ人生長いのに、こんな事で人生無駄にしちゃって~」と。


無論、夜の日課も夕刊での死人チェック。
c0152126_3512997.jpg

最悪の日課である。

「俺もちょっと死んでみようかな~」と、遊び半分で首を吊ってみた事もある。
c0152126_348553.jpg

逝く三歩手前で止めるのがこの遊びのコツなのだが、
吊り加減を誤ると、向こう側に逝ってしまい兼ない危険な遊びである。

要は、死というモノを完全にナメきっていたのだ。

そんな時期のエピソード。













ある日の夕方、赤羽駅付近をフラフラしていた時の事だ。
c0152126_3483073.jpg


何やら駅前が騒然としている事に気付く。
パトカー、救急車、消防車の御三家が集結し、
野次馬どもでごった返しているではないか。

御三家のうち、一つでも出動すれば十分ヤバイ事態が想定されるのに、
御三家勢ぞろいである。

一体何が起こったのか全く想像できなかった俺は、
消防車から出てきた隊員の後を尾行する事にした。

隊員は足早に改札の中へと入り、埼京線のホームを駆け上がっていった。
俺は切符を買って改札を通過し、急いで隊員の後を追った。




























c0152126_3484650.jpg

埼京線のホームには、片面をビニールシートで覆われた車両と、
沢山の乗客らで溢れ返っていた。

どうやら人身事故の様だ。


「人身事故」


よく聞くフレーズではあるが、事故場面など見た事ないし、想像すらした事もなかった。
「ああ、また人身事故か」程度の感覚である。

しかし、今まさに自分の目の前で、その人身事故が起こっている。


「死体を見なければ」


不謹慎な話だが、当時の俺は、そんな衝動に駆られてしまった。

人は、電車に跳ねられたら、一体どうなるのだろう・・・?


しかし、肝心の死体があるであろう線路は、ビニールシートによって
遮断されており、完全に死角となってしまっている。

これじゃあ見ようにも見れない。


と、その時。




















c0152126_3495221.jpg

ビニールシートの微かな隙間から、対岸のホームにいる女子高生が
口元を押さえ、恐怖に慄いている様子が目に入る。

「あっち側からなら、丸見えなのでは?」

そう直感した俺は、急いで埼京線のホームを駆け下り、
対岸の宇都宮線のホームへ向かった。
c0152126_350460.jpg






























c0152126_3501656.jpg

するとそこには・・・・














































































次回、いよいよ死体登場!
[PR]

by kurukurupaaaa | 2008-04-28 03:56 | 昔の日記  

<< 初めての死体② 昔の日記⑩ >>