山本君と発泡酒を飲んだこと

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先日、山本君からこの様なメールが届いた。

お願いされたからには、その願いを叶えなければならない。
俺には叶える義務があると思っている。





で、その日の夜、うちの近所のファミレスに山本君を呼び出した。

山本君より先に着いた俺は、発泡酒を注文し、
一足お先に一杯やっていた。




































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そして主役の山本君が到着。

最近視力の低下した山本君は、メガネを掛け始めたようだ。

「低下するのは残金だけにしとけよ」

なんて酷いこと、優しい俺にはとてもじゃないけど言えません。


山本君は、全速力で自転車を飛ばしてきたのか、全身汗ダラダラで、
俺の発泡酒を羨ましそうに見つめている。
しかし、この時山本君は200円しか持っていなかったので、
発泡酒はおろか、ドリンクバーさえも注文する事はできなかった。

そんな山本君を肴に飲む酒の、うまいことうまいこと。



俺も鬼じゃない。



発泡酒を奢ってやるくらいの優しさは持っている。
でもすぐに与えるのはつまらないし、
何より山本君の為にもならないと思ったので、
20分くらい放置してから与える事にした。


「発泡酒でも飲むか?」


と言った時の、あの山本君の嬉しそうな顔は、
俺は生涯忘れないだろう。

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発泡酒がやってきたと同時に、山本君はすごい勢いでジョッキを手にし、
乾杯する間もなく一気に喉に流し始めた。
























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「もっとゆっくり味わって飲めよ」
と忠告する間もなく、発泡酒を飲み干してしまった山本君。


この直後、実に山本君らしいハプニングが起きる。

























































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飲み干したジョッキをダンッ!とテーブルに置いた拍子に、
勢い余ってメガネの片方のレンズがポーン!とすっ飛んでしまったのだ。

発泡酒を飲んだ勢いで、メガネのレンズまで発泡してしまったらしい。














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↑メガネが発泡した直後の山本君。
何故だか分からないが、目を痛そうに押さえている。

俺は爆笑しつつ、店員呼び出しボタンに指をかざし、

「店員呼ぶか!?店員呼ぶか!?」

と山本君に提案するも、

「いい。呼ばなくていい。」

と、冷たく一蹴されてしまった。



結局、レンズは無事だったものの、メガネのフレームに小さなヒビ入っていて、
修復するのには金がかかりそうな気配。

この日貸した1万円は、おそらくフレーム代に消えるのだろう・・・

そう思ったら急に哀れに思えてきて、もう一杯発泡酒を奢らずにはいられなかった。


二杯目を飲み干した後、もう片方のレンズも発泡したら完璧だったんだけど、
残念ながら発泡には至らなかった。
そういうところ、詰めが甘いぞ山本君。






































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で、1万円を手にした山本君は、壊れたメガネを掛けて、
言葉少なげにファミレスを後にしたのであります。




こんなに奢り甲斐のある男も珍しいと思った。
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by kurukurupaaaa | 2008-10-11 03:57 | 友人  

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