カテゴリ:友人( 22 )

 

江森姉弟

・・・本題にいく前に、『東京都北区赤羽』⑤巻内にて、
でとんでもない誤植がありました。

132ページ3コマ目の、
東十条という街の説明に関して。

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これは「卑猥」ではなく「猥雑」の誤りです!

東十条にお住まいの皆々様、本当にすみません!!
東十条は全くもって卑猥ではありません!卑猥なのはこの俺です!


あと、5ページ内の「清水坂公園」のルビが「きよみずざか」になっていますが
これは「しみずざか」の誤りです。

もっとちゃんと確認しないとだなあ・・・。
深々と反省。

<(_ _)>

















・・・さて本題の江森姉弟。

これはネタにしていいものかどうか、結構悩んだ。
色々考えたけど、一応当事者の許可は取ったし、
核心もオブラートに包めば大丈夫かなあ。

まずかったら削除&土下座します。




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ひょん!


もはや「ひょん」としか言い様のない妙なキッカケで知り合った、
江森という姓の姉弟がいる。
姉は栃木で暮らす一介の主婦・・の仮面を被ったきちがい。
弟はプロのカメラマン・・・の仮面を被ったきちがい。

この二人、今まで出会ってきたどの人間たちとも異なる
何か得体の知れない能力を持っているような気がしてならならず、
それにあやかりたい俺は、たまに交流させてもらっているのであります。



あれは確か、半年ほど前のこと。



お二人がわざわざ赤羽まで遊びに来てくれたので、
夜の街を軽く案内して差し上げた。


「ウオー!なんかビタミンCを摂取してえ!」


人気のない住宅街で、江森弟が唐突に叫ぶ。

いきなりダッシュし、戻って来た江森弟の手には、
どこで買ったのか、袋詰めのミカンが握られていた。

「ミカンを、三人で食べようよ!」

勾配の急な坂の途中で、俺と江森姉にミカンを差し出す江守弟。

と、その時!




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転がり落ちたミカンを追って、江守弟は暗い坂の下へと消えていった・・・。
安っぽいドラマのワンシーンを見ているような気分になった。


その後も江森弟は、夜道ですれ違った若い女性や老婆に、唐突にミカンを差し出して
「これ一緒に食べませんか!?」とか言ったりして、夜の赤羽の街を荒らしまくっていた。

そんなヤンチャな弟を、姉は「フフフ、相変わらずのようね」と、
温かな目で見守っているのであった。





その後、スナック「ナイトレストラン」にお連れして、三人で飲んだ。



入店して着席した途端、江森姉は「ギャア!」と悲鳴を上げた。
一体何が起こったのかと思ったら、生理がやってきたようだ。
















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そう言い残し、姉は暗い住宅街に消えて行った。
江森姉は、そのまま戻ってこなかった・・・。







薄暗いナイトレストランの店内で、
くだらない話に花を咲かせながら、江守弟とお酒を飲み交わす。


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↑江森弟と、俺(共に泥酔)



























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酔っ払った江森弟が、唐突に叫んだ。




























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・・・気持ちは、分かる。

俺だって、できるものなら世間を「アッ」と言わせたい。

でも、なかなか「アッ」と言ってくれないのが世間。
いや、法を犯していいんだったらいくらでも「アッ」て言わせられるけど、
法を犯さず「アッ」と言わせるのは、本当に難しいことである。












・・・しかしこの江森弟は、本当に世間を「アッ」と驚かす、
とんでもないことをやらかしてしまうのである。法にも触れずに・・。






























ナイトレストランで飲んでから数ヶ月後。

俺はコンビニで何気なく雑誌を立ち読みしていた。


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FRIDAY(8月6日号)

































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なんとそこには、某超有名若手女優とフライデーされてる江守弟が・・・!!!




























その週は、テレビやらラジオやら雑誌やら新聞やらネットやら、
ありとあらゆる媒体でこのニュースが取りざたされた。


「アッコにおまかせ」で江森弟について色々検証されてたのを
見た時には、腹抱えて笑いました。

世間では「この相手の江森って奴は一体何者だ!?」

ってことになり、ヤフーの検索ランキングで
本名の「江森康之」が1位になったりもした。

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世間が「アッ」と言ってる様が、目に見えて分かった。

つい先日赤羽の場末のスナックで飲んだ男が、
場末で宣言した大きなことを見事に有言実行している様を見て、
俺なんてまだまだチッポケだなあ~、と良い刺激になったのであります。














で、この熱愛報道に関してだが、江森弟ご本人から詳しく聞いたところ、
残念ながら誤報のようで、そこだけが悔やまれるところだ。
どうせなら本当に付き合って結婚とかしちゃえばもっと面白いのに・・。

いや、誤報だとて、十分面白い。勝てない。

















































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そんなステキな江森姉弟と、『東京都北区赤羽』⑤巻を、
どうぞよろしくお願いしまーす☆
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by kurukurupaaaa | 2010-09-27 00:57 | 友人  

おめでたくない人

新年明けて、もう10日が経つんですね。
早いものです。

この調子で、気づいたら2010年も終わって2011年も終って2012年も終わって、
気づいたら俺の人生も終わっていることでしょう。
そんなもんです。


一つ告知。

ケータイまんが王国で連載中の『東京都北区赤羽』ですが、
今週金曜配信の回が無料配信となります。
のインフォメーション欄にあるQRコードから
簡単にアクセスできますのでどしどし読んでくださいね☆

あと、単行本未収録のエピソードもあったりするので、
有料の方(1話40円)も是非読んでくださいね★



・・・さて今日は、新年明けたところで、おめでたくも何ともない人を
紹介しようと思います。















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それは彼、山本君。
このブログでは久々の登場か。

彼をここでネタにしていないからといって、
俺への借金の申し出がなくなったわけではない。

































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今も現役バリバリである。
2、3ヶ月に1回くらいのペースで貸してるだろうか。

で、今回、新年早々こんな申し出があったので、
喜んで貸すことにした。





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1月5日。
待ち合わせ場所に、山本君がやってきた。























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新年の挨拶どころか、「よう」とか「おう」とか「おっす」とか「うっす」とか「ちっす」とか、
そういう一般的な挨拶の類を一切交わすことなく、
会うなり「ダメだ」の一言である。


これだから山本君はやめられない。
SUKIである。

金をカスに貸す前に・・・もとい山本君に貸す前に、
最近の彼の身の上話を聞かせてもらう。

諸事情により、常にお金に困ってる山本君であるが、
一応は社員として立派に働いている。
で、この不景気のご時世に、会社からボーナスが出たという。
その額なんと12万!!

「この12万でお正月は遊びまくろう!」

山本君はルンルン気分でそう決意したそうな。

2010年元旦。

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前触れなく、激痛と共に差し歯が取れた山本君。
歯医者に行こうにも正月なのでどこもやってない。
三日まで、家で寝込んでいたという。

で、正月明けの四日に、ようやく歯科に駆け込む。












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そこで待ち受けていたのは、治療費12万の宣告だったそうな・・・。
差し歯は修復不可能なほどにイカれており、
それが原因で雑菌が歯肉内で繁殖してしまったようだ。


12万という額を耳にした山本君は、こう思ったらしい。

























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「あ、ボーナスだ!!」

前歯の治療費は高いので、皆さんも前歯には気をつけましょう。


































不幸②


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家の大掃除の時、電子レンジを運んだらしい。





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レンジの扉をちゃんと閉めていなかった為、
持ち運んでいる最中にパカッと開いてしまったそうな。














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レンジの中でくるくる回るあの皿が、すごい勢いで落下し、



















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山本君の右足の親指に直撃。
病院には行っていないけど、彼いわく、

「この痛さから察するに、多分ヒビ入ってると思う」

とのこと。

























不幸③


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携帯電話の決定キーが壊れてしまい、
決定ができないらしい。

前歯の修理で一杯一杯で、携帯を修理に出す余裕は無いんだとか。
さすがに俺も、携帯の修理代まで面倒見る余裕はない。


これにより、しばらく山本君の携帯が決定できないことが決定した。



































山本君に金を貸し続ける為にも、頑張って漫画を描き続けようと決意した一日だった。
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by kurukurupaaaa | 2010-01-11 04:01 | 友人  

あの人は今

最近あまり触れていない山本君に関して。

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最近の彼のことを、どう説明していいものだろうか。

いちいち説明するのもめんどくさいので、
俺と彼とのメールのやり取りを勝手に公開してしまおうと思う。

メールの内容からお察しください。



































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どうしよっかなあ。めんどくせえなあ。










































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いつ返してくれんのよ?





































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貸すよ。



















































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またかよ。この前貸したばっかだろ?






















































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貸すよ。




































































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そんな感じです。
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by kurukurupaaaa | 2009-03-19 04:45 | 友人  

卒業文集の思い出

久々、昔の馬鹿エピソード。



卒業を間近に控えた中学三年のある日のこと。


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俺は非常に苛立っていた。


なぜ苛立っていたのかというと、
卒業アルバムのカッコイイ写り方に失敗してしまい、
クラスの笑いものになってしまったからである。



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しかし、実際出来た写真は・・・






























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これ。

見開きの中央の狭間部分に、見事に食われてしまったのだ・・・
























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その上、俺の肩に奇妙な手が写りこんでおり、
ちょっとした心霊写真騒動にもなるし・・・・


このくだりは、ホームページ内の『トラウマンガ館』、
「カッコイイ卒業写真の写り方のこと」を参照して欲しい。

http://www13.ocn.ne.jp/~titititi/torauma/toraumanngakan.top.htm


































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そんないきさつがあり、とにかく俺は苛立っていたのだ。





この卒業アルバムは、卒業するよりも大分早い時期に出来上がり、
皆に配られたのだが、卒業文集に関しては、製作がかなり遅れていた。


それである日、


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文集の各自のページに載せる、
イラストの締め切り日が訪れた。
ここで提出するイラストが最終決定となるので、
もはや直しは絶対にきかない。



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提出する際、俺は前の席に座っていた馬場君のイラストを、
ついでに一緒に提出してきてあげようと申し出た。

馬場君は俺にイラストを差し出し、笑顔で感謝した。

馬場君から預かったイラストは、スラムダンクかなんかの、
当時流行っていたマンガのキャラクターだったと記憶している。































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しかし、大変残念なことに、
俺は善意で馬場君のイラストを預かった訳ではない。



むしろ、悪意で預かったのだ。



卒業アルバムという、一生モノの代物を台無しにし、
大恥をかいた俺は、〝仲間〟が欲しかった。

ただの仲間ではない。

〝一生モノ台無し仲間〟である。



その標的に馬場君を選んだのだ。

俺の作戦は、以下の通り。

あらかじめ用意しておいた、俺の描いたイラストと、
馬場君のイラストとを差し替えて提出し、
馬場君の卒業文集のページを台無しにしてやろう・・・

今考えると、非常に卑劣で、許しがたいタチの悪い犯行である。


しかし当時の俺は、何ら悪ぶることなく、それを実行してしまった・・・


そして数週間後。

















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完成した卒業文集が配布されたと同時に、
教室中に断末魔の叫び声が上がった。













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声の主は、馬場君である。

叫びたくなる気持ちは、非常によく理解できた。

だって、自分の描いたイラストが載っていないどころか、
世にもおぞましい不気味なイラストが載っているんですもの・・・



では、実物をご覧頂きましょう。
































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当時の俺が持つ、全ての画力を駆使して描いた渾身の一作。
楳図かずおの、『怪』という漫画に出てきた、人こぶ少女のあぐりさんである。

中学とか卒業とか思い出とか青春とか、まっ   たく無関係。






























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普段とても温厚な馬場君だけど、さすがに怒った。


でも俺は「俺じゃないよ」と言い切り、そのまま逃走(卒業)した。



馬場君!!





































めんご!
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by kurukurupaaaa | 2009-01-28 07:15 | 友人  

山本君と発泡酒を飲んだこと

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先日、山本君からこの様なメールが届いた。

お願いされたからには、その願いを叶えなければならない。
俺には叶える義務があると思っている。





で、その日の夜、うちの近所のファミレスに山本君を呼び出した。

山本君より先に着いた俺は、発泡酒を注文し、
一足お先に一杯やっていた。




































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そして主役の山本君が到着。

最近視力の低下した山本君は、メガネを掛け始めたようだ。

「低下するのは残金だけにしとけよ」

なんて酷いこと、優しい俺にはとてもじゃないけど言えません。


山本君は、全速力で自転車を飛ばしてきたのか、全身汗ダラダラで、
俺の発泡酒を羨ましそうに見つめている。
しかし、この時山本君は200円しか持っていなかったので、
発泡酒はおろか、ドリンクバーさえも注文する事はできなかった。

そんな山本君を肴に飲む酒の、うまいことうまいこと。



俺も鬼じゃない。



発泡酒を奢ってやるくらいの優しさは持っている。
でもすぐに与えるのはつまらないし、
何より山本君の為にもならないと思ったので、
20分くらい放置してから与える事にした。


「発泡酒でも飲むか?」


と言った時の、あの山本君の嬉しそうな顔は、
俺は生涯忘れないだろう。

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発泡酒がやってきたと同時に、山本君はすごい勢いでジョッキを手にし、
乾杯する間もなく一気に喉に流し始めた。
























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「もっとゆっくり味わって飲めよ」
と忠告する間もなく、発泡酒を飲み干してしまった山本君。


この直後、実に山本君らしいハプニングが起きる。

























































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飲み干したジョッキをダンッ!とテーブルに置いた拍子に、
勢い余ってメガネの片方のレンズがポーン!とすっ飛んでしまったのだ。

発泡酒を飲んだ勢いで、メガネのレンズまで発泡してしまったらしい。














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↑メガネが発泡した直後の山本君。
何故だか分からないが、目を痛そうに押さえている。

俺は爆笑しつつ、店員呼び出しボタンに指をかざし、

「店員呼ぶか!?店員呼ぶか!?」

と山本君に提案するも、

「いい。呼ばなくていい。」

と、冷たく一蹴されてしまった。



結局、レンズは無事だったものの、メガネのフレームに小さなヒビ入っていて、
修復するのには金がかかりそうな気配。

この日貸した1万円は、おそらくフレーム代に消えるのだろう・・・

そう思ったら急に哀れに思えてきて、もう一杯発泡酒を奢らずにはいられなかった。


二杯目を飲み干した後、もう片方のレンズも発泡したら完璧だったんだけど、
残念ながら発泡には至らなかった。
そういうところ、詰めが甘いぞ山本君。






































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で、1万円を手にした山本君は、壊れたメガネを掛けて、
言葉少なげにファミレスを後にしたのであります。




こんなに奢り甲斐のある男も珍しいと思った。
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by kurukurupaaaa | 2008-10-11 03:57 | 友人  

心に残ったアイツの一言②

その前にお知らせ二つ。

明日発売の『スピリッツ増刊YSスペシャル』にて読み切りを
1本描かせてもらった。
雑誌見かけたら、手にとって読んで頂ければ光栄の極みです。

あとbccksの遠藤さんが、また昔の漫画をアップして下さいました。

『みんなの桃論』
http://bccks.jp/viewer/13302/1/A/VIEW#3

我が作品ながら、なんだかとても新鮮な気持ちで読めたのは、
きっと遠藤さんのコマ運びのセンスと技術のお陰でしょう。

どうもありがとうございましたー!






では本題。








今回は、中学校時代からの友人、モッちゃんが残してくれた
素敵な一言をご紹介。

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モッちゃんと俺は、中学校時代、毎日のように二人でチャリで遠出して、
見知らぬ街の古本屋を開拓したもんだ。
で、マニアックな作家のマニアックな作品を、お宝探し感覚で
買い漁ったもんだ。

捻じ曲がった童貞時代を共に謳歌した、親友(戦友)でもあった。


そんな俺達も、やがて成人式を迎えた。

「一緒に成人しよう!」と約束していた俺たちは、
一緒に成人式の会場に向かうべく、近所で待ち合わせした。

そこに現れたモッちゃんの姿を見た俺は、驚愕した。











































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なんと、普段地味なモッちゃんが、金髪にアゴひげ、
それにハカマ姿で登場したのだ。

数年ぶりに再会する中学校時代の級友達を、この格好で
驚かせようという魂胆であろう。
昔から目立ちたがり屋だったからなあ、モッちゃんは。

「思い切ったな、モッちゃん!きっとみんな驚くぜ!」

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平凡なスーツ姿の俺は、モッちゃんを持ち上げ、今後の展開に胸躍らせた。



そしていざ成人式の行われる会場へ。

さあ、モッちゃん!皆を驚かしてやれ!!

























成人式会場に入った俺とモッちゃんが目にしたもの・・・



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それは・・・




















































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モッちゃんと全く同じ格好をした、級友の板垣君の姿だった・・・





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板垣君の周りには、既に級友達が集まり、
ワイワイ盛り上がっている。
皆の度肝を抜かすつもりだったモッちゃんが、
逆に度肝を抜かれてしまったのだ・・・

中学校時代、クラスの人気者だった板垣君に対し、
モッちゃんは、甘く見積もっても中の下・・

せっかくの奇抜な格好も、誰からも指摘される事無く、成人式は幕を閉じた。

絵に描いたような『台無し』っぷりである。






















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式の後、近所の居酒屋を貸しきって、ささやかな同窓会が行われる予定だったが、
俺とモッちゃんは、居酒屋とは反対方向に歩いていた。

「中学校時代みたいに、これから古本屋でも行こうか?」


なんとかして、場の雰囲気を盛り上げようと振舞う俺に、
モッちゃんが発した一言。


この一言が、今なお俺の心にこびりついて、離れようとしない。




































































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「かぶっちゃったね」









































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俺は、俺が持ち得る全ての言葉のボキャブラリーを駆使して、
懸命にモッちゃんを励まそうと試みたが、
この時のモッちゃんを励ます事のできる言葉なんて、日本語に存在しなかった。

英語にだって中国語にだってバングラディッシュ語にだって存在しないさ、そんな言葉。


モッちゃんは、そのまま夕日の中に消えていった。





ちなみにモッちゃんとは、この成人式以来、
一度も会ってないことに今気づいた・・・


モッちゃん、元気?
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by kurukurupaaaa | 2008-09-24 21:04 | 友人  

心に残ったアイツの一言①

人が口から発した、何気ない一言。

ひとえに一言といっても、星の数ほどあるけれど、
心にこびりついて離れない、思い出深い一言というのがある。


そんな〝一言〟を、その時の状況と共に、紹介していこうと思う。





























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まず一人目は、山本君。
山本君は、実に素晴らしい〝一言〟を発してくれる。


山本君と会った時、決まって問いかける質問がある。

それは

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「人生楽しいか?」

という質問。


この質問に対する山本君の返答が、実に素晴らしい。

彼は返答する前に、必ず

「いやぁ~・・・」

と曖昧な言葉を発し、その後3、4秒ほど絶妙な間を置く。
その数秒間、口は半笑いで、目はうつろ。
何か深刻な事を考え込んでいる様にも思える。



で、その「いや~・・・」と溜めた後に発する〝一言〟が、これ。













































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「つまんねえな」





皆さんは、この答えを見て、

「誰でも答えるような、意外性も何もない、ありきたりな答え」

と思われましたか?


ふざけるな!!!!!


生で聞いた俺から言わせてもらうと、
そんじょそこらの「つまらない」と一緒にするな!って話である。

つまらなさの重みというか、次元が違うのである。
そこらの素人とは。


なんというか、もう、ほんっとーに、
どーーーしょもなく、もれなく、これでもかって程、心底つまらない人生を
送ってる人間にしか言えない、極めて重い一言なのだ。

「嗚呼、山本君は、本当に人生つまらないんだなあ」というのが
この〝一言〟で瞬時に理解する事ができる。


この〝一言〟を聞いた俺は、とても人生が楽しく思えるので、
精神安定剤代わりに、会う度に必ず問いかける事にしているのだ。





また、お金を貸す前に、ちょっと雑談に興じてた時に頂いた〝一言〟。


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俺の「最近どうよ?」の質問に対する彼の返答。












































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「どうもこうも ねえよ」



これまた実に素晴らしい!!
もう、絶望的な程どうにもこうにもいかない様子が、
俺の五感がビンビン感じてるぜ!!


「八方塞さがり」という言葉があるけど、
そんな生易しい言葉じゃ彼を形容できない。

残りの二方も塞がった、「十方塞がり」という言葉こそ、
山本君にはふさわしいのだ。




























で、極めつけはコレ。

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俺は実家に帰る度、近所の山本君の家に寄る事にしているのだが、
チャイムをならし、山本君が玄関のドアから出てきたと同時に






















































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「ダメだ・・・」



ま、まだ何も聞いてないのに!!!!
俺に会うなり、開口一番このセリフ!!!!

もはや、絶望する事にすら絶望した、
真の絶望人間にしか言えない、天然記念物的〝一言〟である。




俺がどうして山本君に金を貸すのか、どうして山本君の事が好きなのか、
皆さんもう理解して頂けたでしょう?

フフフ。



次回は別の友人の発した〝一言〟を紹介しようと思います。

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先日設置した秘密ブログですが、当初18禁と説明してしまいましたが、
僕の気違い、いや、間違いでした。
なんか、知らないうちにアダルトのカテゴリに登録してしまったからだと思います。
まったくもってエロくない事だけは、この場で訴えておこうと思います。

あとは秘密です。
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by kurukurupaaaa | 2008-09-16 20:57 | 友人  

あの頃俺は、人にどう見られていたのか

薄汚れた一つの茶封筒が、
実家の押入れの奥から発掘された。

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この中には、中学卒業時にもらった、クラスメイト達からの
別れの言葉が書かれた手紙が詰まっている。

15年ぶりに読み返してみた。

当時の俺が、クラスメイトからどういう目で見られていたのか、
手に取るように分かった。

いや、正直、あまり分かりたくなかった。
こんな風に思われていただなんて・・・。

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せっかくなので、その一部をご紹介。
























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話をまとめると・・・






















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こんな風に思われていたということだろうか。



中学校時代の級友で、未だに仲の良い友人といったら、山本君くらいだし、
いや、山本君とは金の貸し借りだけの関係なので、
仲の良い友人とはちょっと違う気がする・・・

山本君①http://usurabaka.exblog.jp/7941591/
山本君②http://usurabaka.exblog.jp/8901162/
山本君③http://usurabaka.exblog.jp/8935680/




そうか、中学校時代、俺はあまり好かれていなかったのだな!
まあ別にかまわないけど。



オマケ。

保育園時代、一緒に土下座させられた、菅原雷太君からの手紙。


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おまえこそ頑張れ。
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by kurukurupaaaa | 2008-08-14 20:56 | 友人  

中国人のN君③

つづき。


待ちに待った1500M走本番。
一体N君は、どんな走りを披露してくれるのか・・・

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「位置に着いて!」

「よーい・・・」

























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1500Mという長距離をこれから走るとは思えない、
威勢の良いロケットスタートに、クラス一同どよめいた。

やはり中国人はすごい!!
































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それはスタートしてから、わずか2秒後の出来事だった。

勢いよく飛び出したのはいいけど、
その勢いに自ら飲まれ、N君は派手に転倒してしまったのだ・・・
























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なんとか起き上がったものの、N君の足からはおびただしい量の血が流れ、
とてもじゃないけど、残りの1490Mを走る事などできそうになかった。




























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しかしN君は立ち上がった!!

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そして再び、すごい勢いで走り始めた!!

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保健室方向に・・・

























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結局N君は、1500M走のゴールを切る事はなく、
保健室のゴールを切った。


そんなN君の屁タレっぷりを間の当たりにしたクラスメイト達は、
皆一様に幻滅。

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幻滅は失笑へと変わり、やがてN君批判に。
N君のクラス内での立場が暴落した瞬間だった。








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クラス内での立場は暴落したけど、俺内での立場は高騰した。



N君に心奪われた俺は、悪友と共に、
保健室のN君の様子を伺いに行く事にした。







































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N君は、怪我した足に包帯を巻かれた状態でベッドに仰向けになり、
天井をジッと見つめいていた。










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N君は、ほとんど誰とも会話する事のないまま、
中学2年生の1学期に中国へと帰っていった。



中学校時代の友人と会うと、決まってN君の話題になる。

「あいつは一体なんだったんだ?」

って。
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by kurukurupaaaa | 2008-08-06 20:48 | 友人  

中国人のN君②

そして運動会当日。

ほとんどの生徒は、自分の出場する競技以外はてきとーに雑談したり
ふざけ合ったりしていて、同じクラスの仲間がどんな競技に出ようが、
興味無しのシカト状態だった。

赤組だ白組だ同じクラスだ他のクラスだマケルナガンバレー、
などと盛り上がれるのは、せいぜい小学生までである。
俺なんか、勝手に学校を抜け出したりしてたし。


しかし、ある種目がやってきた時、
それまで雑談したり席を立ったりしてた我がクラスの生徒達の様子が一変する。
校庭のトラックに佇む、一人の男に釘付けになった。
































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そう。1500M走に出場するN君の姿に、である。

N君がどんな走りをするのか、皆、固唾を呑んで状況を見守っている。




「位置に着いて!」

「よーい・・・」

















































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俺夏バテで心も体も疲れてる為、今回はここまで。
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by kurukurupaaaa | 2008-08-04 03:28 | 友人