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愛すべき変態③

小学校3年生の、ある日の休み時間。

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廊下で木村君が叫び声を上げた。

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その声に反応した俺と渡辺君は、木村君のもとへと近寄り、
彼の視線の先を追った。

するとそこには・・・




























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なんと、学校の前の公園で、
アベックが接吻をしているではないか!!

うおお、接吻!!生まれて初めて見る接吻!!!









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しかもきゃつらは、あからさまに俺達小学生に接吻を見せ付けようとしている。
見せ付けることによって、自らの性的興奮を更に高めようという魂胆であろう。
なんというスケベな連中であろうか。


その様子を見た俺と渡辺君は、叫んだ。
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アベックは、見るからにパッとしない男と女であったが、俺達の心は大いに躍った。
小学生が興奮するのに美人もブスも関係ない。
男と女が接吻という行為をしている・・・その事実だけで十分である。
「接吻」とは、小学生にとって、それほど刺激的なモノだと思う。

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ふと気づけば、たくさんの男子生徒どもが窓際に集まっていた。

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と、クラスで一番スケベな戸田君が、小声でおっぱいコールを始めやがった。



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戸田君の発した小さなおっぱいコールは、やがて大きなおっぱいコールへと変化し、
一つの意思となってアベックの元へと郵送された。
















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なんと!!
心優しいアベックのお兄さんは、俺達のおっぱいコールに答えてくれたではありませぬか!!
接吻しながら、片手で女の乳を揉みしだき始めるお兄さん。

もう男子どもは大変。
皆、下半身がのっぴきならないことになっていたに違いない。



俺達の興奮がマックスに達しようとした、その時!!!


























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騒ぎを聞きつけた鷲尾先生(鬼教師)が、すごい勢いで校舎を飛び出した!



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公園の出口は一つしかないので、もはやアベックに逃げ場はない。



























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アベックは一瞬にして鷲尾先生に捕獲されてしまった・・・

窓際の俺達に向かって鷲尾先生は

「教室戻れー!!」

と叫び、アベックを引き連れ校舎の中へと消えていった。

(その後アベックは、職員室で教師達に囲まれ、かなりきつい説教を受けた後に解放されたらしい)





僕に生まれて初めて「接吻」のなまめかしさを教えてくれた、
あのお兄さんとお姉さんは今頃何をしているのだろうか。

mixiとかやってたら、マイミク申請したい勢いである。
で、マイミクになった直後に、マイミク削除したい勢いである。
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by kurukurupaaaa | 2008-02-24 04:24 | 変態 | Comments(38)  

初めての恋文

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中学の卒業式を終えた俺達は、
校庭で第二ボタンを交換し合った。

そして「はい、中学おわりー」と脳内でつぶやき、
一人早足で学校を後にした。

卒業生の大半は校内でダラダラと卒業式の余韻に浸っている様だが、
俺は切り替えが早いのだ。




「清野くん!」


学校を少し離れたあたりで、誰かが俺を呼び止めた。
























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同じクラスのAさんだった。





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手紙を渡された瞬間、
ああ、この女子は俺に恋をしているのだな、と全てを悟った。

「返事・・待ってるからね」

一言そうつぶやくと、Aさんは足早に学校の方へと
去っていった。

恋文を手にした俺は、さすがにドキドキした。

Aさんは、クラスでもそこそこ可愛くて、勉強もでき、
男子からもそこそこ人気があった。

そのAさんが、何故俺ごとき愚民に恋文など・・・

俺は近くの公園のベンチに腰掛け、早速恋文を開封して、読んだ。
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その内容に、俺は憤った。












































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「さいのくんへ」












俺は「さいの」ではなく、「せいの」である。

恋文を書くにあたって、一番大切なことって何だろう。
相手への思いを上手に綴ること?
ブブー それは二番目!

一番目は、相手の名前をちゃんと書くことです。

まあ、今の俺がもしこの様な恋文をもらったとしたら
「アルファベット間違うほど緊張してたんだな~」と
笑顔で許容できると思うが、いかんせんこの当時14歳。

イジワル根性を発揮させてしまった俺は、
シカトという名の返事をする事にした。



1週間くらいたったある日、Aさんから返事を催促する電話がかかってきた。
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俺は知らぬ存ぜぬを電話口で繰り返した。
なぜなら俺は「さいの」ではなく「せいの」。
道理には反しているが、理にはかなっている。


「どうして・・どうしてちゃんと答えてくれないの・・・・?」

だんだん雲行きがあやしくなってきた。



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電話の向こうの国からやってきたAさんの嗚咽が、
俺の鼓膜をゆらした。



以後、「恋文」は「変文」として俺の宝物箱に納められ、
13年経った現在、こうして公開されるに至った訳である。

中学の同窓会には、Aさんと顔合わすのが怖くて1度も行っていないし
これからも行かない。

ってゆーか行けない。

ってゆーか、どうでもいい。
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by kurukurupaaaa | 2008-02-19 21:34 | Comments(60)  

地獄保育園⑤

長かった保育園生活に、ようやく終焉の時が訪れた。
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上の写真は卒園式の時に、おどろおどろしい思い出の沢山詰まった中庭で
保母さんと撮影したものである。
(保育園内で撮った写真で残っているのは、これ1枚だけ)

朝礼の時いつも園長に泣かされてた保母さん。
消火訓練の時、身を挺して皆を守ってくれた、勇気ある保母さん。
優しく、そして美しかった貴女の事を、僕は生涯忘れない。



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保母さんとお別れするのは切なかったけれど、
それ以上に園長の魔の手から解放される事が嬉しくて嬉しくて嬉しくて。
副園長とオサラバできる事が楽しくて楽しくて楽しくて。
卒園式を終えて家に帰る時は、ルンルン気分でスキップをしたものである。





そしてそれから数年後。

俺が中学に入学したのと同時期に、保育園は潰れた。
園長と副園長の常軌を逸した行動が表沙汰になり、
保護者達から詰め寄られ、大問題になった挙句の閉園だった様だ(遅せーよ)。


そして俺の記憶から、園長や副園長、保育園での全ての記憶が徐々に薄れていった。
いや・・薄れていったというか、あまりの恐ろしい記憶に自ら無意識のうちに薄めたのだ。
心の水で。

過去のトラウマに縛られたままでは、楽しい中学生ライフは送れない。



さらに時は流れ、中学3年生。
園長?誰ですかそれ。副園長?存じ上げませんねえ。

保育園の事など一切思い出す事のない、平和な日々を送っていた。

ある日の放課後、友人と二人で下校していた時の事だ。

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園長だった。

背中を丸め、ブツブツと一人言を呟きながら歩く姿に
かつての恐ろしい面影は無かった。
園長は、ただの老婆になっていたのだ。


擦れ違うまでの一瞬の間に、過去に園内で行われた数々の酷い仕打ちが鮮明に蘇ってきた。
園児だった当時、「大人になったら絶対復讐してやる・・・」と、何度殺意を抱いたものか・・・。

そしてまさに大人になった今、目の前に園長が存在している。
さあ、どうしてくれようか。





















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どうすることもできなかったし、する気も起きなかった。

なぜなら園長は、単なるお婆ちゃんになってしまったからだ。
昔のままの園長だったら、汚い言葉の一つでも浴びせてやったのに。

この時、妙な寂しさを覚えた記憶がある。
その意味は、今となってもよくわからないが。




それから間もなくして、園長が死んだという情報を耳にする。

情報提供者は、同じ保育園出身のマミちゃんという女の子。
マミちゃんのお母さんが、園長の葬式に顔を出したらしいのだ。(興味本位で)

そしたら、参列者はお母さん含めて二人だけだったとの事。
「あんな寂しい葬式はない」とは、マミちゃんのお母さんの感想。


絵に描いた様に見事な因果応報っぷりである。


色々と素敵なトラウマを与えて下さりやがった園長だが、
今となっては「貴重な体験をどうも~」と、
むしろ感謝している自分もいなくなくはなくはない。


園長のご冥福をお祈り    は、しないしない。




しかし園長は許せても、鈴木副園長だけはどうしても許せない。
あの冤罪の果ての土下座は、思い出すと未だに胸のこの辺りと頭のこの辺りがキリキリする。

会ったら復讐してやりたいけど、多分もう絶対的に会えないと思うので
ここで復讐しようと思う。

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ド完~!
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by kurukurupaaaa | 2008-02-13 06:55 | 先生 | Comments(59)  

地獄保育園④

園長には一人息子がいた。
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息子は、保父さんではなかったと思うが、
掃除等、園内の雑用係りとして働いていたようだ。
(残念ながら名前は覚えていない)

彼は園長とはまったく正反対の真人間で、
いつもニコニコしていて、しかも子供好き。
あの園長の性器から出てきたとは到底思えない、
絵に描いたような好青年だった。

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なので、園児達からも大変慕われていた。

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俺が鈴木副園長の餌食になっている時も、
仲裁に入ってくれたりして、何度となく助けられたものである。
俺も園長の息子の事が大好きだった。



普段は温厚な息子だが、すごい剣幕で園長と口論している場面を何度か目撃した覚えがある。
閉園間近の薄暗いホールや教室で、大の大人が大声で怒鳴りあっていたのだ。
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大人が大声でケンカしているという恐ろしい場面に
当時の俺は見てはいけないものを見てしまった様な感覚に陥り、
ビクビクしたものである。

どんな事で口論していたのかは知らないが、おそらく
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こんな内容だったのではないかと推測する。





で、そんなある日。




























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園長の息子が、中庭で変死する。

死んだ現場を目撃したわけではないので、詳細は知らないが、
掃除中の突然死(という説明)だったと記憶している。

今作ったネタだと思われるのは非常に心外なのだが、
ホントのホントに死んだんです。
昔出した『青春ヒヒヒ』という単行本の下巻の巻末の履歴書に
「昭和59年・園長の息子が園内で変死する」としっかり書いてあるので
持ってる人は確認して欲しい。
そのくらい本当に死んだんです。



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翌朝の朝礼で、初めてその事実を知らされる。

まだ『死』という概念があやふやな4、5歳の頃に、
昨日までピンピンしてた園長の息子が「死にました」とか聞かされても
皆、目が点である。
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園長は園長で、自分の息子が死んだというのに、
他人事の様にサラりと発表するし・・・。


朝礼が終わった後、仲間達と「多分園長が殺したんだよね」とか「毒殺だよきっと」とか、
笑いながら話のネタにしてた俺達も怖いが、それは愛嬌。
だって保育園児ですもの。


まあ、多分園長が殺ったんだろうけど。













終わり。


























ませんよ、まだ。
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by kurukurupaaaa | 2008-02-09 18:00 | 先生 | Comments(36)  

漫毛

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今日発売のヤングサンデーに読切20Pほど描かせてもらったので
気が向いたら読んで下さい。気が向かなかったら読まないで下さい。
気が違ったらリストをカットして下さい。



※漫画は基本的に描き逃げ主義なので、
この記事にはコメントはできなくなっております。
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by kurukurupaaaa | 2008-02-07 02:58  

地獄保育園③

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昼食後の自由時間は、園児達にとって束の間の心安らぐ時間である。
俺は中庭に出て、仲間達と共に砂遊びに興じていた。

しかし、そんな心安らぐ掛け替えの無い時間も、
鈴木副園長の叫び声によって、一瞬にして恐怖の時間へと変化した。












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「今から雷太君を焼却炉に燃やしに行きます!!!」

同じく中庭で遊んでいた雷太君が、鈴木副園長に捕まってしまった。
雷太君とは、ホールで俺より先に土下座をさせられていた、あの雷太君である。

恐らく、何かイタズラをして、それが副園長にバレてしまった為か、
もしくは以前の様に冤罪か、はてまた生理からくるイライラの八つ当たりか・・・。
生理は終わってるから無いか。

詳しい事情は知らないが、兎にも角にも雷太君は副園長の餌食になってしまったのだ。

「助けてー!!!僕を燃やさないでー!!!」

雷太君の断末魔の叫び声が、園内にこだまする。

他の仲間達も、

「副園長先生、雷太君を燃やさないであげてー!!」

と、泣きながら懇願している。

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この時の状況と心情を、俺は鮮明に記憶している。
俺は、副園長に担ぎ上げられる雷太君の事を、真下から見上げていた。
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そして俺の視線は、泣き叫ぶ雷太君から、
その後ろに広がる綺麗な青空へと移っていったのだ。

目の前の恐ろしい現実から、その後ろに広がる美しい空の彼方へと
俺は逃避したのだ。

おそらく、これが俺にとって人生初の現実逃避であろう。

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雲ひとつ無い、抜けるような青い空と、園児達の泣き叫ぶ声。
この二つは水と油で、通常混ざらないと思うのだが、
この日は見事に混ざり合っていた。

俺は自由時間が終わるまで、青い空をボ~っと見続けていた。




あの日雷太君がどうなったか知らないが、雷太君とは中学まで一緒だったので
燃やされずに済んだのだろう。

雷太君は、小学校時代はいじめっ子。中学校時代はいじめられっ子。
今は秋葉系のオタクになっているらしい。(同窓会に出席した友人情報)

なんだか、かなり波乱に富んだ人生を歩んでいる様な気がするが、
それも全てこの保育園のせいだろう・・・。


























































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by kurukurupaaaa | 2008-02-02 16:37 | 先生 | Comments(38)