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巨大迷路の思い出

あれは確か、小学校を卒業した直後、
中学校に入学する直前の出来事だったと記憶している。

俺は春休みをエンジョイすべく、男友達数人と共に
埼玉県のどこかにあった、巨大迷路に行った。

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こういった施設、最近ではあまり目にも耳にもしないが、
当時は結構あったと記憶している。
何をするわけでもない、迷路でひたすら迷うという行為を楽しみながら、
勘でゴールを探すのだ。

俺たちは、個々に分かれて迷路に潜入する事にした。
で、先に脱出できた奴が勝ちというルールだ。

負ける訳にはいかなかったので、俺は無我夢中で迷路の中をさまよった。


と、その時。
























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迷路の先から、やたらと図体のデカいお相撲さんが、俺の前に姿を現した。
その、あまりの大きさに、一瞬畏怖したものの、
それはすぐさまトキメキに変わる。















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お相撲さんの正体は、なんと、武蔵丸さんだったのだ。

休みを利用して、仲間と共に遊びに来たのだろう。



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俺はすぐさま武蔵丸さんに握手を求めた。
別に相撲が好きだった訳でも武蔵丸が好きだった訳でもない。
単に、生まれて初めて生で見る〝テレビ出てる人〟に興奮しただけである。

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一応握手には応じてくれたものの、武蔵丸さんは終始無言で、
しかも怪訝そうな顔で俺の事を睨みつつ、迷路の先に消えていった。

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いくらプライベートだからって、もう少し愛想を振りまいてくれてもいいんじゃないか?
純粋無垢な、いたいけな少年に対して、あの態度はないんじゃないか?

俺は武蔵丸さん、いや武蔵丸の奴に、強い憤りを抱いた。




で、迷路からは無事脱出できたけど、俺は4人中、ビリッケツだった。

これも全て武蔵丸のせいだ!

























それから数ヵ月後。

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何気なくテレビをつけたら、相撲中継がやってたので見ることにした。

もはや武蔵丸なんて大嫌いだったが、
生で見て、触れ合った事のある有名人を、いま一度テレビで見たいという
欲求に駆られたのだ。

そして、武蔵丸がテレビに映った。











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画面に登場した武蔵丸を見て、俺は驚愕した。















































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武蔵丸は武蔵丸ではなく、曙だったのだ・・・


曙さん、あの時は人違いしてしまい、すまんこってす。
























余談ですが、人生という名の巨大迷路からは、未だに脱出できていません。
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ゴールをご存知の方は、メールください。
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by kurukurupaaaa | 2008-06-25 20:43 | Comments(50)  

若い日曜日

告知です。

今日発売の週刊ヤングサンデーに
1本描かせてもらいました。

気が向いたら読んで下さいまし。
気が向かなかったら読まなくていいです。
気がふれたら病院へ行きましょう。

それと、前回載った時、ご丁寧にアンケート協力して下さった方が何名かおられたらしく、
この場を借りて厚く御礼を申し上げるフリだけはしておこうかと思います。
フリじゃなくて、ここは本当にありがとうございました。

担当前田氏が、誌面にて張り切ってここのブログの告知をしてくれたのが
ありがたいやら照れくさいやら。


































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赤羽の場末でスナックを営む、気さくなママも大絶賛のヤングサンデー。
本日発売です。
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by kurukurupaaaa | 2008-06-19 03:37  

本日のおじさん・5

久しぶりに赤羽を訪ねてくれた友人を駅で見送り、
さあ俺も帰ろうかなと思った、その刹那。


「おーーいっ」

「おーーーーーーーーーーいっ」


後ろから、狂気をまとった声がした。
声は、明らかに俺に向けられている。



恐る恐る振り返ると、そこには・・・






















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完っ全に出来上がってるおじさんが存在していた。

やばい。

絡まれたら、かなり厄介な事になる。

逃げろ!!!


























































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逃げません!!!

求められたら受け入れる、これぞ俺の街の美学。


実はこの時、俺も結構酔っ払っていたので、
同じく酔っ払ってるおじさんと意気投合してしまったのだ。
そして、何を隠そうこの文を書いてる今も、俺は酔っ払っているんだぞ。




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おじさんのおでこの怪我は、酔っ払って駅の階段から転げ落ちた時のものらしい。

「おとうさん、あまり飲みすぎちゃ危ないですよ~」

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「だはははは、だいじょおぶだいじょおぶ」

以後おじさんは20分に渡り、政治についての熱いトークを俺に聞かせてくれた。
俺は政治よりもおじさんに興味があったので、携帯いじるフリをしつつ
おじさんを撮影する事にした。


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で、政治からどうやって話がズレたのか知らないけれど、

「今から四国に、八十八箇所めぐりに行くんだよお」

・・・的な事を、唐突におっしゃり始めやがった。


「もう電車終わっちゃいましたよ?どうやって行くんですか?」

「歩いて行くんだよ」


〝お遍路〟ならぬ〝お変路〟というギャグであろう。

もう、これだから好きだなあ!赤羽のおじさんは!!



やがておじさんは、俺の手を掴み、グイグイ引っ張り始めた。
肉体労働をしているのか、すごい握力だ。

「にいちゃんも一緒に四国行こう!」

引っ張ってる方向は四国方面ではなく、北海道方面だったけど、
なんかもう、いっそのこと行っちゃおっかなと、割と本気で思ってしまった。

でも、帰って今日中にやらなきゃいけない仕事があったので断った。


しかし、おじさんは俺の手を放してくれない。

寂しそうな表情で、

「行こうよ、一緒に四国行こうよ」

と、しつこく誘ってくる。

嗚呼、ここは真面目にちゃんと断らなきゃいけないなと思って、

「おじさん、俺、仕事ある!だから四国行けない!!」

と、目を見てちゃんと断った。



するとおじさんは














































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「わかったよ、気をつけて帰んなよ」

手を放し、笑顔で俺を見送ってくれた。

もうこれだから・・

これだから赤羽のおじさんって奴は・・・























大好きである。
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by kurukurupaaaa | 2008-06-14 23:57 | 街人 | Comments(44)  

ガードレールと少女(後編)

bccksの「遠藤」と名乗る方が、続編をアップして下さりやがりました。

http://bccks.jp/bcck/13302

暇で暇でリストカットしそうな人だけ読んで下さいまし。
遠藤さん、ありがとうございました。
























オマケ「かわいいヘルメット」

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ではまたー
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by kurukurupaaaa | 2008-06-10 04:32 | 昔の漫画 | Comments(27)  

俺がアイツでアイツが俺で

現在webで公開中の『青春ヒヒヒ』を、まだヤンジャンで連載してた時、
つまり、まだ俺が漫画家だった時のエピソード。
(http://comics.yahoo.co.jp/bin/search?sk=br&p=%C0%B6%CC%EE%A4%C8%A4%AA%A4%EB)

ヤンジャンの巻末もくじには、毎週編集部から作家への質問があって、
連載しているからには俺もそれに答えなければならなかった。

本当にどうでもいい些細な質問なのだが、この返答には毎回悩まされた。
ギャグ作家という事で、担当からはトンチのきいた愉快な答えを求められる。
俺は原稿だけで一杯一杯なので、質問にまで頭が回らない。


でも担当は電話で容赦なく答えを求めてくる。

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『オススメの花見スポットは?』というその週の質問に、
俺は適当に『ムネオハウス』と答えた。

今考えると別に面白くもなんともない、適当にも程がある適当な答えである。



で、次の打ち合わせの時に、担当が最新号のヤンジャンを持ってきた。






















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担当は、なにやら深刻そうな顔をしながら俺にヤンジャンを手渡してきた。

すると・・・・


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不思議な事に、俺の答えたはずの『ムネオハウス』が
至ってマトモな答えにすり替えられていたのである。

鈴木宗男に、圧力でもかけられたのだろうか・・?
いや、そんな馬鹿な。


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言われるがまま、左のページの下の方を見てみた。



すると・・・・

















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なんと、俺のフザけた答えと、バスケット漫画で超有名な超大御所の井●●彦先生の答えが、
何かの手違いで入れ替わってしまったのだ!!!

これはヤバイ!!!!


















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カッコよくて真面目な印象しかない井●先生が、
『ムネオハウス』でのお花見をオススメするだなんて・・・!!

不謹慎ながら、俺は涙を流しながら笑ってしまった。


普段決まってフザけた答えをするはずの和田ラヂヲ先生は、
なぜかこの週に限ってマトモな返答をしているし・・。

よって、唯一フザけたコメントの●上雄●先生は、ひときわ浮く羽目になってしまった・・。








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こんな大御所に迷惑掛けれるなんて、俺は漫画家になって良かったなあと、
心の底から思った。
今でもこの号のヤンジャン(2002年16号)は、大切に保管してある。

ちなみに寛大な井上先生は、笑って許して下さったらしい。
































で、『青春ヒヒヒ』はというと、









































































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もう、あまりにも人気取れなくて、一ヵ月後に打ち切られた。
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by kurukurupaaaa | 2008-06-04 20:09 | Comments(35)  

ガードレールと少女(前編)

bccksの「遠藤」と名乗る方が、昔の読切を再びアップして下さりやがりました。

http://bccks.jp/bcck/13302

暇で暇で過呼吸になりそうな方は読んでみてください。

後編も近々アップして下さるとの事です。

遠藤さん、ありがとうございます!
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by kurukurupaaaa | 2008-06-01 20:47 | 昔の漫画 | Comments(21)