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俺の夢

俺には、ささやかな夢がある。

ささやかだけど、非常に壮大な夢。
叶いそうで、なかなか叶えられない夢。


それは、





























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俺が赤羽で最も敬愛する街人、
「居酒屋ちから」のマスター夫婦とペイティ師匠の対面に、
俺も居合わせることだ。


この、赤羽を代表する二大カリスマと、
同じ空間・同じ時間を共有することができたら、一体どうなってしまうのか?

その場の磁場がグニャグニャと狂いだし、赤羽が黒羽になってしまうのではなかろうか?

俺が俺でなくなってしまうのではなかろうか?
俺が「僕」になってしまうのではなかろうか?

想像するだけで鳥肌が立つ。


実は、マスター夫婦とペイティさんは、俺の知らない所で、
すでに繋がっているようだ。

数年前の深夜、マスターからこんな電話があった。

「清野さん、今面白いホームレスのおばちゃんと盛り上がってますよ」

電話のむこうからは、聞き覚えのある歌声が、かすかに聞こえてきた。



「ペペペイ・・・♪」



明らかにぺイティさんだった。

すぐにでも駆けつけたかったけど、そういう時に限って
はずせない用事があったりする。



マスター夫婦と道で会う度、

(嗚呼・・ぺいティさんもいないかな?)

と周囲を見渡し、逆にペイティさんと会う度、

(嗚呼・・マスター夫婦もいないかな?)

と周囲を見渡す癖がついてるほどだ。

理想的なシチェーションとしては、赤羽駅前で














































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こんな感じで三人並んだ写真を撮らせてもらったら、俺はもう言うことは無い。






















































































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昨日叶った。



写真でしかお伝えできないのが残念だが、
半端じゃなかったですよ、この時の空気感。

シャッターを押す手が振るえ、何度も失敗してしまったほどだ。
(この写真は4枚目で撮れたもの)




嗚呼、赤羽の神様・・・

積年の夢を叶えて下さってありがとうございます。

もし次、この三人と同時にお会いできる機会があれば、
その時は・・・

















































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その時はこんな感じで、居酒屋で和気藹々と飲めますように・・・














































って、これはさすがに夢の夢である。
マスター夫婦はともかく、ペイティさんは、
まず絶対こういう誘いには応じてくれない。
何度かご飯をお誘いしたことがあるけど、
丁重に断られてしまったし。

まあ、思うようにいかない所が、
ペイティさんの魅力でもあるのだけれど。


















































































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昨日叶った。



俺が本当に心の底からペイティさんを尊敬(人間として、
アーティストとして)していることを、
誠心誠意身振り手振りお伝えしたところ、
それが伝わったのか、コクリと頷き、黙って付き合ってくれたのだ。


俺、この時本当に幸せでした。































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ペイティ師匠は、ジュースや料理には一切手をつけず、









































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終始こんな恐ろしい目で俺の事をガンつけてきたので、
俺は戦慄した。

こ、こんど菓子折り持って土下座しに行かないと・・・








































この日のエピソードは、まだまだ沢山あったけど、
出し惜しむことにします。

いずれまた何かの奇怪な機会にでも。
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by kurukurupaaaa | 2009-05-23 04:34 | 街人 | Comments(47)  

メルシー先輩

あれは昨年の冬のこと。

俺の昔の漫画をネット上にアップしてくれたbccksの遠藤さん(♀)から、
預けた原稿を返却してもう為に赤羽でお会いした。

せっかくだし、軽く飲みますか的な話になって、
一軒目は割と普通の店に入って、酔った勢いで
せっかくだし、もう一軒いきますか的な話になって、
二件目は割と普通じゃない店に入った。

イイ感じの老婆が、地下にある、ちょっと怪しい雰囲気の店の階段を下りようと
していたので、そこを捕まえ、

「この店おもしろいんですか!?」

と尋ねてみたところ

「おもしろいよ」

というので老婆と一緒に入ってみる事にしたのだ。













そこはフィリピンパブだった。

老婆は、別にフィリピン人目当てで入店した訳ではなく、
ここの支配人であるママと友人で、ママと雑談しにきたようだ。

本当は老婆と話したかったのだが、入ってしまったからには仕方ない。
腹をくくってフィリピン人と話そうではないか。



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俺と遠藤さんは、老婆と離れたテーブルに案内され、
一人のフィリピン人女性が付いた。



俺達に付いたフィリピーナは、ほぼスッピンの、
40歳くらいのおばちゃんだった。
この店での源氏名は、「メルシー」さんという。

挨拶もそこそこに、


「なんかオバケの話きかせてください」


という、かなり無茶な振りをしてみたところ、
メルシーさんは一切動じずに、
中学校時代、フィリピンで大きい手に追いかけまわされたという
恐ろしい話を聞かせてくれた。


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この時点で俺の心は、メルシーさんに鷲づかまれた。
遠藤さんは黙って話を聞いていたけど、きっと遠藤さんも
鷲づかまれていたに違いない。


「アンタ、仕事何シテル?」

とメルシーさんに問われたので、
たまたまカバンの中にあった一枚の原稿を
見せびらかすことにした。




その原稿とは



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例の携帯の赤羽漫画の表紙。
なんでこの時この原稿を持っていたのか記憶にないけど、
とにかくカバンに入っていたのだ。

(フィリピン人が俺の絵を見て、どういう反応するのだろう?)

俺は少しウキウキしながら原稿メルシーをさんに手渡した。



原稿を目にしたメルシーさんの反応は、予想以上のものだった。


絵を見るなり興奮し、意味不明の言葉で
ギャーギャー奇声を上げ始めたのだ。

そこまで大袈裟に反応されると照れるなあ~!!

と思いきや、メルシーさんは別に、
俺の絵のうまさに興奮している訳ではなかった。




















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絵の中に、かつて彼女の住んでたアパートが描かれていたから
驚いたようだ。


この絵は、赤羽にある実在の坂を写真に撮って、
それを正確に模写したものなので、
おそらく彼女の言う事は事実なのだろう。



「で、どこのアパートに住んでたんですか?」

と、詳しい説明を求めたところ、
メルシーさんは、絵の中のあるアパートを指差した。


今度は俺が、意味不明の言葉で奇声を上げたくなった。


なぜなら













































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俺も数年前まで、そのアパートに住んでいたからだ。


まさかこんな、老婆にいざわなれて、たまたま入った場末のフィリピンパブで、
たまたま隣り合わせたフィリピーナが、俺と同じアパートに住んでいたなんて・・・!!

赤羽、結構な数のアパートありますよ?
どんだけの確率だよ・・・・



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驚愕すべきことに、メルシーさんは、
俺と同じ部屋の住人だった・・・・。
































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酔っ払った勢いも手伝い、驚きを通り越して、
なんか愉快なテンションになってしまった。

同時に、俺は彼女の呼び方を、「メルシーさん」から
「メルシー先輩」に改めた。































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そんなヘンチクリンな偶然を前にした遠藤さんは、
無言で俺とメルシーさんを見つめていた。

これがそこいらの女性だったら、
二軒目にフィリピンパブに連れてこられた挙句、
放置されて盛り上がられたら気分を害して怒ると思う。

しかし遠藤さんは、遠藤さんだから大丈夫なのだ。
遠藤さんは、こういう事を笑顔で許容してくださる、度量の広い女性なのだ。
だから大丈夫だったと信じたい。

あれから全然お会いしていませんけど、大丈夫ですよね・・?































それでメルシーさんの件だけど、更に詳しく話を聞いてみたところ、
俺が208号室に入る直前まで住んでいたのが
メルシーさんだったようだ。


メルシーさんが退居した時期と俺が入居した時期が、
紙一重のところでピタリと重なるし、しかも部屋の間取りや、
住んでみないと分からないことまで彼女は知っていた・・・。


俺が208号室で一番気になっていたのは、
玄関のドアにあった、劇薬をかけて解けた様な
無数の不気味な穴である。

「玄関のドアに気持ち悪い無数の穴が開いてたけど、
ひょっとしてあの穴あけたのメルシー先輩っすか?」

「アノ穴ワタシ違ウ!住ンダ時カラアッタ!」


「じゃあ洗面台のヒビ、あれはメルシー先輩?」

「ソレモ違ウ!住ンダ時カラアッタ!」


「じゃあ便座にヒビ入れたのは!?」

「ソレ、ワタシ!ゴメンネ!」





で、店を出てベロベロに酔っ払いつつ家に帰って、
寝たのが明け方くらい。


寝付いて数時間後、ある男からのメールの着信音で目覚める。























































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そのエピソードが、以前公開した、
『押切君ちにペイティさん出現事件』である。

http://usurabaka.exblog.jp/10229377/







この二つのエピソードの確率を、ロト6でお願いできないものだろうか?

ロト6が無理なら・・・・





























































































ミニロトだって構わない。
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by kurukurupaaaa | 2009-05-15 05:04 | 街人 | Comments(44)  

ジョージさんち

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数年前に、居酒屋「ちから」で知り合った、コワオモテのおじさん。
通称「ジョージ」さん。(ケータイ漫画では登場済み)

赤羽生まれの赤羽育ち。

何をやってるかよくわからない人だけど、
カタギでないことは確か。

一緒に赤羽の繁華街を歩くと、その筋と思われる怖~いお兄さんや怖~いおじさんが、
ジョージさんに向かってペコペコ挨拶するのだ。

「ジョージさんちわっす!」

「ジョージさん、いつもお世話になってます!」

ジョージさんが何をやってる人なのか気になり、何度も尋ねたことがある。
その度にジョージさんは、ニヤニヤしながらこうつぶやく。


































「いろいろ」


マスターにも何度か尋ねたことがある。

「ここだけの話、ジョージさんって何やってる人なんですか!?」

その度にマスターは、複雑な表情を浮かべながらこうつぶやく。









































「いろいろ」



俺はジョージさんのことを、
赤羽を裏で操る、陰のボスだと思っている。




そんなジョージさんから、この前呼び出しをくらった。

電話のジョージさんは、声を震わせていた。

「おい、すぐに来い・・・」

なんだか、かなりヤバそうな雰囲気。

何かジョージさんを怒らすような事をしてしまったのだろうか?
どんな用事があるのか、恐る恐るジョージさん宅にお邪魔すると・・・






























































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「暇だから遊ぼう!」

どうやら、ただ寂しかったらしい。

ビール(サッポロ黒ラベル)を飲みながら雑談したり、
ジョージさんがフィリピンに行った時のビデオを見せて
もらったりする。

で、帰る。



































赤羽で何かトラブルに巻き込まれた時は、
ジョージさんに助けを求めれば、
多分なんとかなるのではないかと、密かに期待している。
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by kurukurupaaaa | 2009-05-08 05:11 | 街人 | Comments(29)  

馬鹿祭り

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毎年恒例の、『赤羽馬鹿祭り』。
今年でもう54年目。

行こうか行くまいか迷ったのだが、
様子見程度に行くことにした。




以下、その様子。































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超楽しそうでしょう?
実際超楽しかったです。

終始「けけけ」と笑いっぱなしでした。




一通り祭りを見物した後、赤羽公園で写真撮ってたら、
後ろから

「いいカメラ使ってるねぇ。それいくらぁ?」

という声が聞こえたので、振り向いた。











































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おっちゃんがいた。

おっちゃんの名は佐藤さん。

今は公園暮らしだが、昔は京浜東北線の運転手だったらしい。


「車掌さんだなんて、すごいですねー!」

と俺が言うと、

「車掌じゃねえよ!う・ん・て・ん・しゅ!」
「車掌なんかと一緒にすんじゃねえよ!」

と叱られてしまった。

なんか、俺の中では運転手と車掌はごっちゃになっているのだけど、
ごっちゃにしてはいけないようだ。



「きっと昔、君のことも乗せて運転したことあるぞぉ!」

と佐藤さんがおっしゃるので、

「その節はお世話になりました!」

とお礼を言ったら

「よし、一杯おごってやるから、飲もう!」

と誘われたので

「今日は無理です!」

と断った。

本当は飲みたかったのだけど、今日は本当に無理だったのだ。
次赤羽公園で佐藤さんを見かけたら、俺がおごってあげようと思う。


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常に左頬を押さえていた佐藤さん。
誰かにビンタでもされたのだろうか?心配である。






ともあれ、こんな素敵な殿方とも出会えたので、
馬鹿祭りに来て本当に良かったと思う。
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by kurukurupaaaa | 2009-05-05 03:33 | 街人 | Comments(25)