初めての早退

元気だけが取り得だった俺は、小・中学生時代を一貫して
無遅刻無欠席だった。

別に、毎日行きたいほど学校が好きだった訳ではないが、
風邪の一つも引かない上に頭痛の一つもしないし、生理も男だから無いし、
休む理由が無かったというのが本音である。


遅刻と欠席は皆無だったけれど、一度だけ早退をしたことがある。
それも、得体の知れない不気味な早退。

その早退を振り返る。



あれは確か、小学校3年生の午前授業の最中のことだったと思う。

何者かが教室の戸をノックし、ガラリと開けた。

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ノックの主は、眼鏡をかけた40才前後の知らないおばさんだった。

いや、よく見ると、以前どこかで会ったことある様な気もするぞ。

知ってるおばさんだろうか?


ってゆーか、俺の母だ。


母は、担任の小池けい子先生(逆さから読んでも小池けい子先生)と
小声で何かを話し合うと、俺に早退する準備をする様、指図した。
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そして、訳も分からぬままランドセルを背負わされると、
母に強引に手を引かれるような形で教室を後にした。

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学校に行く時に、一応早退する旨は前もって知らされていたけど、
肝心の理由は教えてもらっていなかった。

母も自分の仕事を早退して俺を迎えにきている訳だし、
タダ事でないことだけは察しがついたが・・・。

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不安がる俺を、母は笑顔で和まそうとしたけど、
それが返って俺を不安にさせた。

歩くこと20分。
目的地と思われる場所に到着した。

それは・・・











































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病院である。






























つづく。
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by kurukurupaaaa | 2008-07-14 03:16  

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